次世代SBASで利用するGPS航法メッセージの検討

  • 北村 光教
    国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所電子航法研究所
  • 麻生 貴広
    国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所電子航法研究所
  • 坂井 丈泰
    国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所電子航法研究所
  • 星野尾 一明
    国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所電子航法研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Consideration of GPS Navigation Message Used by Next-Generation SBAS

説明

静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS)は,航空航法において衛星測位システム(GNSS)を用いた測位の安全性と信頼性を担保する補強システムの一種として利用されており,更に近年では次世代規格の検討も行われている.その中で,航法メッセージの選択が課題の一つとして挙げられている.具体的には,現行SBASでも利用している従来の航法メッセージ(LNAV)と新しい航法メッセージ(CNAV)から,次世代SBASにおける補強に適する航法メッセージを選択する必要がある.そこで本論文では,これらの航法メッセージの内容や,その衛星軌道・時計の精度について評価することで,次世代SBASの補強対象として適当な航法メッセージを明らかにする.評価の結果,次世代SBASにおいてLNAVとCNAVはいずれも十分な衛星軌道・時計精度を有しているため有意な差が見られず,また高精度な測位信号であるL5帯Q相信号の利用に要するコストを勘案すると,次世代SBASではLNAVを補強することが適当との結論を得た.

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390565162127575680
  • DOI
    10.14923/transcomj.2016jbp3052
  • ISSN
    18810209
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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