ビルダグリプチンおよびビルダグリプチン・メトホルミン塩酸塩配合錠による紫斑型薬疹の 2 例

書誌事項

タイトル別名
  • Purpuric Drug Eruptions Caused by Vildagliptin and Vildagliptin/Metformin Hydrochloride Combination Tablets in Two Patients
  • 症例 ビルダグリプチンおよびビルダグリプチン・メトホルミン塩酸塩配合錠による紫斑型薬疹の2例
  • ショウレイ ビルダグリプチン オヨビ ビルダグリプチン ・ メトホルミン エンサンエン ハイゴウジョウ ニ ヨル シハンガタヤクシン ノ 2レイ

この論文をさがす

抄録

<p>症例 1:71 歳,男性。ビルダグリプチン・メトホルミンン塩酸塩配合錠(エクメット配合錠®)内服開始後,紫斑が出現した。症例 2:59 歳,男性。ビルダグリプチン(エクア®)内服開始後,紫斑が出現した。2 症例とも内服中止にて症状が消失し,再度内服したところ皮疹が再燃したことより,紫斑型薬疹と診断した。近年 DPP-4 阻害薬による水疱性類天疱瘡発症の報告が相次いでいる。中でもビルダグリプチンや,ビルダグリプチンとメトホルミン併用症例での報告が多いが,調べえた限り紫斑型薬疹の報告はない。今回ビハダグリプチンおよびビルダグリプチン・メトホルミン配合剤内服併用により生じた紫斑型薬疹の 2 例を経験したため,水疱性類天疱瘡以外にも多彩な薬疹を生じる可能性があると考え報告する。</p>

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 82 (3), 168-171, 2020-06-01

    日本皮膚科学会西部支部

参考文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ