書誌事項
- タイトル別名
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- A PREDICTON OF FUTURE DISAPPEARANCE OF BEACH VEGETATION FOR ADAPTIVE MANAGEMENT BASED ON PLANT TRANSISION STRATEGY
- ショクブツ ノ センイ センリャク オ フマエタ ジュンノウテキ カンリ ニ ムケタ カイヒンショクセイ ノ ショウライ ショウシツ ヨソク
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抄録
<p> 現在,世界中で地球温暖化に伴う海面上昇による沿岸環境の変化が懸念されており,それに伴う影響として、砂浜だけでなくそこに生息する植生の消失が考えられる.本研究では,日本全国の海浜植生を対象に,GISを用いてそこに生息する植生の海面上昇による将来消失予測を行い,海面上昇と植生消失面積の関係を明らかにし,海面上昇量に応じた生育可能面積について検討を行った.</p><p> 抽出された4種類の希少種については,海面上昇による消失リスクそのものは小さいことがわかった.一方,普遍種については,コバノミツバツツジ–アカマツ群は消失率がかなり小さいのに対し,抽水植物ヨシに関しては海面上昇量1mの上昇で現在の海浜域に分布するうちの約3割が消失する可能性があることがわかった.また,海面上昇の各段階で生息域の増減を繰り返しながらも最終的には減少することがわかった.</p>
収録刊行物
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- 土木学会論文集B2(海岸工学)
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土木学会論文集B2(海岸工学) 76 (2), I_1153-I_1158, 2020
公益社団法人 土木学会