心理的リアクタンスに着目した自転車安全利用に関する情報提供の効果検証 : 高校生・大学生を対象として
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Providing Information on Safe Bicycle Riding Focusing on Psychological Reactance: A Case Study for High-School and University Students
抄録
<p>本研究は、高校生と大学生を対象に、自転車利用のルール/マナー遵守を促すことを目的とした交通安全教育に関する情報提供を含めた Web アンケート調査を行い、意識変容の効果を検証することを目的とする。具体的には、「傘さし運転」、「ながらスマホ運転」、「押しチャリ」の 3 つの運転方法を対象に、2 種類の文章と 2 種類の写真を組み合わせた計 4 種類の異なる情報を 4 グループに対して提供し、意識変容効果の違いを分析した。その結果、高校生は 4 種類全ての情報で行動意図が向上したが、大学生は心理的リアクタンスに配慮した放任的メッセージとルール/マナー違反の写真を組み合わせた情報提供を行ったグループのみ行動意図が向上し、一ヶ月後もその効果は継続していた。また、自転車利用頻度や事故経験等が意識変容に影響を与えることを明らかにした。</p>
収録刊行物
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- 交通工学論文集
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交通工学論文集 7 (2), A_60-A_67, 2021-02-01
一般社団法人 交通工学研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390568617217384576
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- NII論文ID
- 130007989125
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- ISSN
- 21872929
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可