抜け道利用車の走行特性と所要時間短縮効果の分析

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of driving characteristics and effectiveness in travel time savings by rat-runners

説明

<p>都市部では,狭幅員で無信号交差点が多い道路に通過車両が流入し,周辺住民の安全性が脅かされている.こうした「抜け道」問題を緩和するには,ドライバーの意識変容が不可欠である.本研究では,その一方策として,ドライバーに抜け道利用によるメリットとデメリットに関する事実情報の提供を考え,愛媛県松山市を対象に,抜け道利用による所要時間短縮効果を検証すると共に,抜け道利用車の走行特性を分析した.その結果,混雑時に抜け道利用による所要時間短縮効果は,抜け道通行後に幹線道路への合流に伴う待ち時間や,幹線道路上の信号の系統制御によって小さくなることを確認した.また,抜け道利用車は頻繁に抜け道を利用すると共に,抜け道走行速度は幹線道路が渋滞時ほど有意に向上し,重大事故につながる可能性が高いことが明らかとなった.</p>

収録刊行物

  • 交通工学論文集

    交通工学論文集 7 (2), A_354-A_361, 2021-02-01

    一般社団法人 交通工学研究会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390568617220139648
  • NII論文ID
    130007989121
  • DOI
    10.14954/jste.7.2_a_354
  • ISSN
    21872929
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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