高速道路における協調型自動運転車専用車線の設計に資する車間時間分布分析

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タイトル別名
  • Motorway Gap Distribution Analysis for Designing Dedicated Connected-and-Automated-Vehicle Lanes

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抄録

<p>協調型自動運転車(CAV)の普及導入段階のシナリオのひとつとして,高速道路上にCAV 専用車線を設置することが考えられている.このような専用車線の出口では,CAV は,隣接する通常車線の手動運転車の車間に合流しなければならないため,その設置箇所や構造は,合流挙動を左右する手動運転車の車間時間分布を考慮しながら慎重に設計する必要があるといえる.そこで本研究は,高速道路における手動運転車の車間時間分布に対する影響要因を分析し,これらに応じたCAV の合流可能性の変化を把握することを目的とする.阪神高速道路のZen Traffic Data を分析した結果,特に自由流状態においては,車間時間分布のうち,想定されるCAV の臨界車間時間より長い車間時間が占める割合が道路形状によって変化することが確認された.</p>

収録刊行物

  • 生産研究

    生産研究 73 (2), 113-118, 2021-03-01

    東京大学生産技術研究所

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