過去70年間に関東地方に来襲した台風の経路と強さの変化
書誌事項
- タイトル別名
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- Changes in typhoon track and intensity approaching the Kanto area for the last 70 years
抄録
<p>本研究では,1951〜2020年の70年間に関東地方に来襲する台風の経路と強さについてその長期変動を明らかにした.その結果,2000年以降に関東に来襲する台風数が増加しかつ強化していることがわかった.関東に来襲した台風がどの方向からやってくるのかを知るために気象庁のベストトラックデータを使用し,来襲時の台風の中心位置とその24時間前の中心位置の緯度・経度から台風の24時間移動ベクトルを算出した.この移動ベクトルより,台風が関東に来襲する前の24時間における台風の移動距離と移動方向を知ることができる.その結果,関東付近に来襲する台風は2000年以前は西〜南西方向から関東地方に近づくケースが多いが,以降は南南西〜南南東方向からやってくる台風が多くなることがわかった.2000年以降には北太平洋高気圧が北東にシフトする年が見られることから,循環場の変化が台風の経路と来襲数の増加に寄与していると考えられる.</p>
収録刊行物
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- 日本地理学会発表要旨集
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日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 20-, 2021
公益社団法人 日本地理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390569000754905088
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- NII論文ID
- 130008006646
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可