保存活用されている歴史的住宅の熱環境に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study on the thermal environment of historic houses that have been preserved and practical used
  • 保存活用されている歴史的住宅の熱環境に関する研究 : 須坂市の旧小田切家住宅と旧牧家住宅(須坂クラシック美術館)を対象とした検討
  • ホゾン カツヨウ サレテ イル レキシテキ ジュウタク ノ ネツ カンキョウ ニ カンスル ケンキュウ : スザカシ ノ キュウ オダギリカ ジュウタク ト キュウボクカ ジュウタク(スザカ クラシック ビジュツカン)オ タイショウ ト シタ ケントウ
  • Examination on the old Otagiri House and The old Maki House (Suzaka Classical Art Museum) in Suzaka City
  • -須坂市の旧小田切家住宅と旧牧家住宅(須坂クラシック美術館)を対象とした検討-

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抄録

本研究は一般に公開されると同時に資料や美術品が展示されている歴史的建造物を対象として,その熱環 境のあり方について考究することを目的とする。本稿では,長野県須坂市に位置し,公開・展示されながら建造 物が保存活用されている旧小田切家住宅と旧牧家住宅における熱環境について検討した。熱環境の測定には小型 の温湿度のロガーを使用し,気温と相対湿度を計測した。測定期間は,2017 年 7 月から 2018 年 11 月であった。 調査の結果,居住環境としては,秋季にはやや気温が低くなっていること,冬季には 1 日を通して非常に低温で あることから適切な暖房が望まれること,夏季には日中に高温となることからナイトパージや日射遮蔽等の防暑 対策が望まれることが明らかとなった。美術品等の保存環境としては,特に冬季において適切な温度管理をする ための対策が必要なことが明らかとなった。

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