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- 渡辺 泰正
- 元東京大学人文社会系研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- The Influence of Courtship Duration and Cohabitation with a Future Spouse on Marital Satisfaction
- ハイグウシャ ト ノ コウサイ キカン ト ドウセイ ケイケン ガ ケッコン マンゾクド ニ オヨボス エイキョウ
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説明
<p>結婚前の交際で配偶者に関する情報を多く獲得した場合,配偶者とのマッチングの質は良くなるため,結果的に結婚満足度は高くなることが想定できる.既存研究では,マッチングの質を良くする交際経験として同棲に注目してきたが,同棲は低い結婚満足度に結びつくことが実証的に示されている.そこで本稿では,配偶者とのマッチングの質を良くする交際経験として,交際期間にも着目し,交際期間と同棲が結婚満足度に及ぼす影響を「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査」のデータを用いて検討した.分析の結果,同棲の有無による結婚満足度の違いは確認できなかった.交際期間については,その期間が長いと結婚満足度は高い傾向にあり,長い交際期間はマッチングの質を良くすることが示唆された.ただ,交際期間が短い場合でも男性の満足度は高い傾向にあり,マッチングの質が結婚満足度に及ぼす影響には男女差があることが示唆された.</p>
収録刊行物
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- 家族社会学研究
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家族社会学研究 32 (2), 131-142, 2020-10-31
日本家族社会学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390569612381450240
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- NII論文ID
- 130008043252
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- NII書誌ID
- AN10092691
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- ISSN
- 18839290
- 0916328X
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- NDL書誌ID
- 030790664
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可