書誌事項
- タイトル別名
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- A case of isolated right ventricle metastasis of hepatocellular carcinoma treated with lenvatinib
- ウシンシツ ニ テンイ シタ カン サイボウ ガン ニ タイシ レンバチニブ オ トウヨ シタ イチレイ
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説明
<p>症例は82歳,男性.2016年8月に初発肝細胞癌に対し拡大肝左葉切除術,2017年4月に残肝の多発再発に対し肝動脈化学塞栓療法,2018年11月に肝内の単発再発に対し経皮的ラジオ波焼灼療法を施行された.しかしその後はPIVKA-IIが経時的に上昇し,2019年10月の心エコー,心臓造影CTにて右心室内に腫瘍を認め,肝細胞癌の右心室転移と診断した.下大静脈や右心房には腫瘍を認めず,肝内再発も認めなかった.同月,レンバチニブの投与を開始し,翌11月の心エコーおよび12月の心臓造影CTでは腫瘍の縮小傾向を認めた.レンバチニブは12カ月間継続し,蛋白尿やAFPの増悪傾向,右心室腫瘍も増大傾向となったためレゴラフェニブに変更し,右心室転移の診断後14カ月の現在も生存中である.肝細胞癌の孤在性心臓転移は極めて稀で,レンバチニブの投与例もこれまで1例のみの報告であるため,貴重な症例と考え報告する.</p>
収録刊行物
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- 肝臓
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肝臓 62 (8), 494-500, 2021-08-01
一般社団法人 日本肝臓学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390570465068752256
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- NII論文ID
- 130008072659
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- NII書誌ID
- AN00047770
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- ISSN
- 18813593
- 04514203
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- NDL書誌ID
- 031600921
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可