熊本地震で被災した鋼鈑桁連続橋に対する耐荷性能の挽回方策の考案と設計上の配慮

書誌事項

タイトル別名
  • RECOVERY OF LOAD-BEARING PERFORMANCE FOR A CONTINUOUS STEEL PLATE GIRDER BRIDGE DAMAGED BY THE 2016 KUMAMOTO EARTHQUAKE AND CONSIDERATION FOR ITS DESIGN

説明

<p> 橋長265.4mの鋼5径間連続非合成曲線鈑桁橋である大切畑大橋は,2016(平成28)年熊本地震により,橋脚や基礎の損傷,積層ゴム支承の破断が生じるとともに,上部構造全体が概ね橋軸直角方向にずれてゆがみが生じ,主桁の座屈やRC床版のひびわれ等上部構造を構成する部材にも損傷が及んだ.本稿では,部材毎ではなく橋全体に着目して被災前と同等の耐荷性能に挽回させることを基本方針とした本橋の復旧検討プロセスを示すとともに,座屈した主桁を意図して残置したまま新たに桁や対傾構を追加設置する上部構造の補修方法,耐荷力の信頼性を考慮した下部構造と支承構造の補修設計の方法等,復旧の検討プロセスの中で考案した対策技術と設計上の配慮事項について述べる.</p>

収録刊行物

参考文献 (3)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ