地方都市のコンパクトシティ政策による経年変化の分析と評価

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis and evaluation of Long-Term Changes by a compact city policy in a local city
  • Case study : Toyama and Nagano
  • 富山市と長野市を対象として

抄録

<p>近年、日本の地方都市では高齢化、中心市街地の空洞化、公共交通機関の衰退などが問題となっている。これらの深刻な社会問題を改善するために、多くの都市がコンパクトシティと呼ばれる都市構造を目指している。このコンパクトシティのような都市を実現するためには、都市構造の変化を追い、地域の特性を把握する必要がある。そこで、本研究では、地方都市である富山市と長野市の都市構造を把握する。また、両市のコンパクトシティ政策の経年変化を評価することで、今後の都市政策の課題を明らかにする。富山市では以前からスプロール現象が顕著であり、これまでコンパクトシティ政策を積極的に推進してきた。現状では、人口分布や土地利用の面で富山市の密集度は長野市に比べて低い。しかしながら、この10年間の変化を追うと富山市はコンパクトシティ政策が着実に推進されてきたことがわかる。</p>

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 56 (2), 217-223, 2021-10-25

    公益社団法人 日本都市計画学会

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