戸野周二郎著『学校及教師と図書館』の意義

書誌事項

タイトル別名
  • Tono Shujirou and his “Gakkou oyobi kyoushi to toshokan”
  • 戸野周二郎著「学校及教師と図書館」の意義--児童青少年図書館の視点から
  • トノ シュウジロウ チョ ガッコウ オヨビ キョウシ ト トショカン ノ イギ
  • 一a Pioneer of the Youth Library Service in the Meiji Era.一
  • 児童青少年図書館の視点から

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説明

戸野周二郎著『学校及教師と図書館』(1909年刊)によって著者の図書館特に児童青少年奉仕に対する考えを考察した。方法としては第一に,本書における外国及び国内の文献の受容の実際を原文との対比によって概観し,さらに児童青少年への考え方と学校と図書館との協力についての主張を検討した。<br>  本当の意義は,1.学校と公共図書館の協力の重要性に着目し,特に教師の果す役割に注目した点,2.市立日比谷図書館の新設の際の基本的な路線として実際に生かされた考えを述べている点,3.外国文献の導入にあたり相当の主体性をもって当時の米国の最新の文献を初めて紹介し,後続の図書館関連の著作の先駆をなした点にあり,現代で再評価されるベき内容をもっている,と結論づけた。

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