観測水面形の同化解析データを利用した洪水流伝播とタンクモデルの流出量修正に基づく水面形予測

書誌事項

タイトル別名
  • WATER LEVEL PREDICTION USING FLOOD FLOW PROPAGATION AND MODIFIED DISCHARGE OF THE TANK MODEL BY HYDRAULIC DATA ASSIMILATED TO OBSERVED WATER SURFACE PROFILES

抄録

<p> 豪雨の頻発化や水害の激甚化が生じる現在,進行中の洪水の縦断水面形時系列を活用し,高精度に解析できる洪水予測手法が求められる.本研究では観測水面形時系列に基づいた同化解析を行い,得られた縦断水面形と流量時系列情報を基に,洪水流伝播を利用した水位予測手法とタンクモデルの流出量を修正した水位予測手法の適用性を検討した.この結果,H25.9洪水の水位伝播時間が明らかとなり,それをリードタイムとした予測水位は観測水位に概ね合致した.また,同解析流量に基づきタンクモデルの状態量を適切に修正した予測流量から水面形を予測することで,長いリードタイムにおいても観測水位への適合度が高いことが示された.このため,本予測手法の防災情報への利用性は高いことが示された.</p>

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