森林斜面からの土砂流出評価のための広域調査手法の検討

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タイトル別名
  • Application of a simple survey method for sediment generation evaluation in wide-area forest slopes

抄録

<p>森林斜面における土砂発生におよぼす林床被覆の影響を評価することを目的とし、宮崎県椎葉村に位置するヒノキ林とスギ林の斜面において、林床被覆率と小型の土砂受けを用いることにより,表土(細土、石礫、堆積リタ―)の移動量を観測した。細土移動量と林床被覆率の関には負の相関関係が認められ、林床に林床植生や堆積リタ―等の植物体が存在することで,降雨エネルギーが緩衝される効果に起因するものと推察された.一方,林床被覆率が大きい条件においても,ヒノキ林では,細土移動量が比較的大きい林分もみられることから,林床被覆以外の環境要因が影響していることが示唆された.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390572034441064960
  • NII論文ID
    130008137992
  • DOI
    10.11520/jshwr.34.0_164
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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