Multilayer Instruction model (MIM) : A case study of child in 2nd-grade with Reading difficulty of Hiragana character

Bibliographic Information

Other Title
  • ひらがな読み指導における多層指導モデル MIM教材の有効性についての研究 : 特殊音節の読みに特に困難を示す小学校2年生男児についての事例研究
  • ヒラガナ ヨミ シドウ ニ オケル タソウ シドウ モデル MIM キョウザイ ノ ユウコウセイ ニ ツイテ ノ ケンキュウ : トクシュ オンセツ ノ ヨミ ニ トクニ コンナン オ シメス ショウガッコウ 2ネンセイ ダンジ ニ ツイテ ノ ジレイ ケンキュウ

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通常学級に在籍し、知的発達の遅れは認められないが、ひらがな習得に困難のある児童に対し、読みの流暢性を向上させるための音韻意識をあげるための教材である多層指導モデル教材(multilayer instruction model,progressive monitoring,以下MIM)を用いた指導の有効性について検討した。海津は“子どもの躓きが重篤化する前の段階における速やかな指導・支援”に焦点をあてて通常学級での多層指導モデル、MIMを開発した。本研究ではMIMの使用を中心に導を行い、対象児の読みの困難さの背景について、認知特性およびひらがな読み間違いの傾向に注目した。特殊音節の読み方を習得するために、視覚化・動作化などを取り入れた結果、正答率には向上がみられた。読み流暢性に関しては、本児の読み速度は向上したものの、標準値と並行して向上したので、他児とのかい離は埋まらなかった。協調運動が苦手な子どもでもMIMを実施する上での協調運動をクリアして特殊音節につなげていけるか、という課題が残された。

Journal

  • 作大論集

    作大論集 (3), 155-163, 2013-03-15

    作新学院大学・作新学院大学女子短期大学部

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