<研究論文(原著論文)>クリプキの「信念のパズル」に対する批判 --「通常」という概念をめぐって--
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- 山口 尚
- 大阪工業大学
書誌事項
- タイトル別名
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- クリプキの 信念のパズル に対する批判 通常 という概念をめぐって
説明
本稿はクリプキの「信念のパズル」を論じる。これは信念帰属文にまつわるパズルである。私はこのパズルに関するクリプキの立場を批判したい。クリプキは信念帰属実践の「通常の」原理がパズルを生み出すと主張した。これに対して私はクリプキの依拠する「通常性」概念に問題点があると考える。それゆえ --パズルが依拠する「通常性」という基盤が堅固でないのであるから--「信念のパズル」はパズルとして成立しない。本稿の議論は以下の順序で進む。まずパズルのバックグラウンドを説明する(第1節)。次にパズルを定式化する(第2節)。そして、現在までの論争の状況を鳥瞰し(第3節)、有力な解決案を紹介する(第4節)。その後で、パズルの既存の解決案に対するクリプキの(可能的)反論を提示する(第5節)。そして、最後に、私の意見として、クリプキの反論が「通常性」概念への問題的な依拠をはらむ点を指摘する(第6節)。
収録刊行物
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- Contemporary and Applied Philosophy
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Contemporary and Applied Philosophy 4 35-64, 2012-10-25
応用哲学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174710144640
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- NII論文ID
- 120005359354
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- DOI
- 10.14989/180275
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- HANDLE
- 2433/180275
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- ISSN
- 18834329
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可