<研究論文(原著論文)>クリプキの「信念のパズル」に対する批判 --「通常」という概念をめぐって--

書誌事項

タイトル別名
  • クリプキの 信念のパズル に対する批判 通常 という概念をめぐって

説明

本稿はクリプキの「信念のパズル」を論じる。これは信念帰属文にまつわるパズルである。私はこのパズルに関するクリプキの立場を批判したい。クリプキは信念帰属実践の「通常の」原理がパズルを生み出すと主張した。これに対して私はクリプキの依拠する「通常性」概念に問題点があると考える。それゆえ --パズルが依拠する「通常性」という基盤が堅固でないのであるから--「信念のパズル」はパズルとして成立しない。本稿の議論は以下の順序で進む。まずパズルのバックグラウンドを説明する(第1節)。次にパズルを定式化する(第2節)。そして、現在までの論争の状況を鳥瞰し(第3節)、有力な解決案を紹介する(第4節)。その後で、パズルの既存の解決案に対するクリプキの(可能的)反論を提示する(第5節)。そして、最後に、私の意見として、クリプキの反論が「通常性」概念への問題的な依拠をはらむ点を指摘する(第6節)。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390572174710144640
  • NII論文ID
    120005359354
  • DOI
    10.14989/180275
  • HANDLE
    2433/180275
  • ISSN
    18834329
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles
    • OpenAIRE
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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