森林の水土保全機能に関する森林構造学的研究

書誌事項

タイトル別名
  • The Relationship of the Water and Soil Conservation to the Forest and Stand Composition
  • シンリン ノ スイド ホゼン キノウ ニ カンスル シンリン コウゾウガクテキ

この論文をさがす

抄録

本研究は,森林の水土保全機能,特に水資源かん巻繊能に対して,土壌から森林までを含めた総合的機能を林分構造解析により,換討したものである.その綽果,現在林分は,土壌表層,A_0層,下層植生等の林床状態を指梯する要因(浸透髄に関係をもつ要因)に強い影響力をもつ挙がわかった.そこで,次に林床状態への作用を敢も適液に衷現する要因について,侵食率等の林原園子との関係を解析することにより求めたものが樹冠因子である.この樹冠因子は林地被綬による林床照度の絨少やAo周への啓発暮落枝の供給,降雨の遮断琴の作用を果たしており,林分密度要因と関連して林床状態を規制しているものである.本研究では,樹冠の横方向写養の授膨とその判胱により,樹冠塾及び樹冠既に対する定数化を可能とした.次に,水源かん滋機能に対する施発効衆並びに適正林塾の検討を行うため萎こ,樹冠モデルを組み込んだ無間伐林分の生長システムを作製した.本生長システム払樹高生長を基礎とするもので従来から予測に使用されている麗径や断面痍生長だけでなく,樹冠モデルを使用した自然枯死による本数減少や落索落妓供給等の林分要因以外の因子をも,その中に含んだものである.自然枯死による本数減少については,林分嚢畿一定の仮定を用いてその推定方法を誘導した.本システムで推蒐される要因は以下のとおりである.林分要因としては,麗径・樹嵩とそれらの分布,枝下嵩,材童,林地要因としては,林膵相対照度,落泰・落妓供給数及びん層堆緻盈,樹冠要因としてほ,樹冠パラメーター,樹冠体積,樹冠重恩密度等である.現爽資料として熊本地方のスギ林分によりパラメータ云推定を行い,放射した始発,林分・林地園子ともに良好な推定給果を示した.また,施発効果を検討するために,間伐・枝打ちの操作を申に組み込んだ場合も,樹冠モデルの活用により,有効な判定が可能となった.

収録刊行物

被引用文献 (4)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ