Incremental auto-tuningを用いたOpenCLのhybrid並列化

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Abstract

最近のプロセッサにはGPUと複数のプロセシングコアの両方を内蔵するものがあり,GPUのGPGPUに基づく並列処理とCPUにおけるマルチスレディングに基づく並列処理を同時に行うhybrid並列が利用可能になっているが,アプリケーションによってCPUとGPUの性能の比は異なり,最適な負荷分散をあらかじめ決定することは難しい.著者らは以前に,最適な負荷分散を実行時に決定する,on-the-flyな自動チューニング法を提案したが,予備実行に用いる計算範囲の割合(AutoRatio)を事前に決める必要があった.そこで,予備実行の割合を決定することなく,実行時にincrementalに予備実行を行う自動チューニング方法を提案し,4種類のアプリケーションに対してその手法の有効性を確認した.

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