インドネシアの中等教育における「レッスン・スタディ」の試み-実践から学び、授業の改善へつなぐ-

書誌事項

タイトル別名
  • An Attempt to do Lesson Study at Secondary Schools in Indonesia-Connecting to Lesson Improvement through Learning from Practice-
  • インドネシア ノ チュウトウ キョウイク ニ オケル 「 レッスン ・ スタディ 」 ノ ココロミ : ジッセン カラ マナビ 、 ジュギョウ ノ カイゼン エ ツナグ

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抄録

インドネシアでは、中等教育における日本語学習者の増加に伴って、教師の育成が課題とされて久しい。国際交流基金ジャカルタ日本文化センターは課題解決へ向けて様々な支援を続けてきたが、とりわけ政府と共催で行ってきた教師研修による高校日本語教師育成への貢献は大きい。一方で、当該研修に残された課題や教師の育成をめぐる議論のパラダイム・シフトに鑑みると、「教師の成長」を促す新たなアプローチが求められてもいる。本稿では、その方策のひとつとして、インドネシア中学校・高等学校日本語教師会とともに試みた「レッスン・スタディ」について報告する。「レッスン・スタディ」を通じて高校教師たちが得た学び、その学びがもたらした成果と課題を振り返り、インドネシアの中等教育機関での日本語教育における「レッスン・スタディ」の意義や課題を検討することで、教師の育成に関する議論の活性化が期待される。

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