幼児教育の学びを生かしたスタートカリキュラムの実践

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タイトル別名
  • Principles of Practice of Elementary School Start Curriculum Connected with ECEC
  • ヨウジ キョウイク ノ マナビ オ イカシタ スタートカリキュラム ノ ジッセン

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抄録

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[要約] 本研究の目的は,入学直後の小学1年生を対象に,生活科を中心としたスタートカリキュラムの実践内容の詳細を明らかにして子どもの様子を吟味することと,小学校入学後の子どもの「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を見取りから,幼児教育を生かした小学校教育のあり方を検討することである。実践事例から,(1)スタートカリキュラムの実践では,はじめてのことでも積極的に知ろうとしたり自ら学ぼうとする姿が見られ,友達を気遣ったりクラスの雰囲気を作っていく様子がみられた。(2)「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は,入学後にも見取ることができ,時期が経つにつれて見取ることができる人数や項目数は増加した。生活科等の教科の学びは人やものとの関わることでさらにその姿が伸びる様子が見られた。幼児教育の学びとつながるスタートカリキュラムの実践によって子どもたちは自分の力を発揮して主体的に学び,さらにその姿を伸ばしていた。

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