刑事判例研究23　警察官らが，被告人に対し，そのＤＮＡ型検査の資料を得るため，紙コップを手渡してお茶を飲むように勧め，そのまま廃棄されるものと考えた被告人から同コップを回収し，唾液を採取した行為につき，強制処分に該当するとされた事例 （東京高判平成28・8・23高裁刑集（裁判所ウェブサイト掲載）69巻1号16頁，東京高等裁判所（刑事）判決時報67巻1～12号124頁，判例タイムズ1441号77頁，破棄自判・一部無罪，確定）

刑事判例研究23　警察官らが，被告人に対し，そのＤＮＡ型検査の資料を得るため，紙コップを手渡してお茶を飲むように勧め，そのまま廃棄されるものと考えた被告人から同コップを回収し，唾液を採取した行為につき，強制処分に該当するとされた事例（東京高判平成28・8・23高裁刑集（裁判所ウェブサイト掲載）69巻1号16頁，東京高等裁判所（刑事）判決時報67巻1～12号124頁，判例タイムズ1441号77頁，破棄自判・一部無罪，確定）

タイトル別名

The Tokyo High Court Ruled that Taking Saliva of a Suspect Not Arrested for DNA Testing Is Illegal, because Such Conduct Is Not Allowed without Consent or Special Provisions, and because the Saliva Was Taken From a Paper Cup Which Was Handed to a Police Official by the Suspect without Being Informed of DNA Testing