債権概念と債権法の意義 : サヴィニーの債務法論

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タイトル別名
  • Die Bedeutung des subjektiven Schuldrechtsbegriffs und allgemeinen Schuldrechts : Savingnys Lehre des Obligationenrechts
  • サイケン ガイネン ト サイケン ホウ ノ イギ : サヴィニー ノ サイム ホウロン

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抄録

わが国では、債権概念と債権法に対して、近年批判的な見解がある。それは、契約とその効果の間に、抽象的論理的な債権概念を介在することに対する批判である。そこでは、債権概念の硬直性が問題とされているが、債権概念と債権法の本来的な姿を19世紀中葉のサヴィニーの債務法論の中に求めてみると、そこで主眼とされているのが、当時の法源であるローマ法との適合性である一方、抽象的な論理を一貫させることに対しては否定的で、かつ、現実取引との関係が保たれれおり、日本で言われるところのイメージとは異なっている。

収録刊行物

  • 同志社法學

    同志社法學 60 (7), 79-115, 2009-02-28

    同志社法學會

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