アナーキーの再発見 : ベルリンの壁崩壊から世界金融危機まで

DOI 機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Rediscovering anarchy : from the fall of the Berlin Wall to the global financial crisis
  • アナーキー ノ サイハッケン : ベルリン ノ カベ ホウカイ カラ セカイ キンユウ キキ マデ

この論文をさがす

説明

1989年のベルリンの壁崩壊に始まった東西ドイツ再統一,冷戦終結が,世界各地で政府から市場への重心の移動を加速した.それはグローバリゼーションと呼ばれ,市場自由化と統合化が,2001年の9・11テロとその後の戦争にも関わらず,世界にリベラルな国際秩序を実現すると思われた.しかし,2008年のリーマン・ショックに示される米欧金融市場のパニックで,グローバリゼーションの逆転さえ予想されている.政治的変動は市場の基礎的条件を変え,その安定化や調整が成功するかどうかは国際秩序をめぐる政治論争とパワー・シフトに大きく依存する.

収録刊行物

  • 經濟學論叢

    經濟學論叢 64 (1), 49-101, 2012-07-20

    同志社大學經濟學會

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ