覇権安定論とアジアをめぐる考察 : 国際秩序の移行期

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タイトル別名
  • The hegemonic stability theory and asia : the international order in transition
  • ハケン アンテイロン ト アジア オ メグル コウサツ : コクサイ チツジョ ノ イコウキ

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説明

金融危機と戦争をめぐる覇権安定論の二つの起源を整理し,国際秩序の移行期における覇権国の重要な役割を再評価する.その際,本稿は,パワーの国際配分と国際秩序の安定性とを直接に関連付けるのではなく,移行期における危機の連動や多発性,波及の問題を重視する.さらに,覇権安定論から見た場合,アジアにおける戦争のリスク増大が注目されるが,危機回避と国際秩序の安定的な転換も,制度や規範を用いて,日本や東南アジア諸国の対応次第では実現可能である,と主張する.

収録刊行物

  • 經濟學論叢

    經濟學論叢 64 (4), 1035-1067, 2013-03-20

    同志社大學經濟學會

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