1980年代の補習塾における不登校生支援―八杉晴実の実践に着目して―

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タイトル別名
  • Support for Non-Attending Students at Cram Schools in the 1980s : Focusing on the Practice of Harumi Yasugi
  • 1980ネンダイ ノ ホシュウジュク ニ オケル フトウコウセイ シエン : ヤスギ ハルミ ノ ジッセン ニ チャクモク シテ

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抄録

1990年代以降にフリースクールや教育支援センター(適応指導教室)など、学校外の学びの場が本格的に増えていったが、これらに先行して1980年代から不登校生を受け入れたのは補習塾であった。本稿では「学校外で学ぶ子の支援塾全国ネット」を結成した八杉晴実に着目して、1980年代の補習塾における不登校生支援を考察した。八杉の不登校生支援は、単に学校復帰を目的とするものではなかった。補習塾は、子どもたちが互いを気づかいながら学び、保護者たちが語り合いながら教育を問い直す場であった。

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