武力紛争時における欧州人権条約の適用 : ジョージア対ロシアII事件判決を手がかりとして

DOI 機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Application of the European Convention on Human Rights in armed conflict : a critical appraisal of Georgia v. Russia II (2021)
  • ブリョク フンソウジ ニオケル オウシュウ ジンケン ジョウヤク ノ テキヨウ : ジョージア タイ ロシア 2 ジケン ハンケツ オ テガカリ トシテ
  • ブリョク フンソウジ ニ オケル オウシュウ ジンケン ジョウヤク ノ テキヨウ : ジョージア タイ ロシア Ⅱ ジケン ハンケツ オ テガカリ ト シテ

この論文をさがす

抄録

2021年1月21日に大法廷判決が示されたジョージア対ロシアII事件は、国際的武力紛争の状況における、ロシアおよびその支援を受けた南オセチア当局によるジョージア国民に対する様々な人権侵害について包括的に扱った国家間訴訟手続である。その判決理由には多くの問題があり、様々な批判を呼んでいる 。しかし、そこで問題点とされるものを、欧州人権裁判所のこれまでの判例の積み重ねの中で分析することにより、同裁判所が国際人権法と国際人道法との関係についてどのように理解しているかを明確にし、さらには国際人権法と国際人道法の関係に関わる議論の構造を浮き彫りにすることができる。本稿では、まずジョージア対ロシアII事件の判決の核心部分について紹介し、それに基づき判決の意義とこれまでの判例法における位置づけを分析している。

収録刊行物

  • 同志社法學

    同志社法學 73 (3), 567-614, 2021-08-31

    同志社法學會

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ