マインドフルイーティングを実践する女子大学生の主食・主菜・副菜を組み合わせた食事の摂取頻度

  • 江田 真純
    お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科
  • 河嵜 唯衣
    お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系 ポツダム大学人間科学部心理学科
  • 赤松 利恵
    お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系 お茶の水女子大学ヒューマンライフイノベーション研究所
  • 藤原 葉子
    お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系 お茶の水女子大学ヒューマンライフイノベーション研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship between Mindful Eating and Frequency of Meals Combining Staple Food, Main Dish, and Side Dish among Female University Students
  • マインドフルイーティング オ ジッセン スル ジョシ ダイガクセイ ノ シュショク ・ シュ サイ ・ フクサイ オ クミアワセタ ショクジ ノ セッシュ ヒンド

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説明

<p>【目的】近年,食生活の課題に対してマインドフルイーティング(以下,ME)というアプローチが注目されている。本研究では,拡張されたME(以下,EME)から食生活改善の可能性を探るため,EMEを実践する女子大学生の特徴,主食・主菜・副菜を組み合わせた食事(以下,栄養バランスの良い食事)の摂取頻度を検討した。</p><p>【方法】2018年11月,女子大学生1,388人を対象に自記式質問紙調査を実施し,属性,EME尺度,栄養バランスの良い食事の摂取頻度の項目を使用した。EME尺度の下位尺度の平均得点に基づき階層的クラスター分析を行い,クラスターごとにχ2 検定,Kruskal-Wallis検定,ロジスティック回帰分析を用いて,属性,栄養バランスの良い食事の摂取頻度を検討した。</p><p>【結果】482人(34.7%)を解析対象者とした。EME非実践型(14.1%),ME非実践型(36.9%),ME実践型(25.3%),EME実践型(23.7%)の4つに分類され,属性に有意差はみられなかった。属性を調整したロジスティック回帰分析の結果,EME非実践型に比べてEME実践型の栄養バランスの良い食事の摂取頻度が高かった(オッズ比[95%信頼区間]=3.05[1.50~6.22])。</p><p>【結論】本研究の結果から,環境への配慮や食への感謝の気持ちを持つ者は栄養バランスの良い食事の頻度が高いことが示された。</p>

収録刊行物

  • 栄養学雑誌

    栄養学雑誌 79 (6), 331-337, 2021-12-01

    特定非営利活動法人 日本栄養改善学会

参考文献 (12)*注記

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