異所性膵由来で胎児消化管上皮類似癌に分化した胃癌の1例

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  • A Case of Gastric Cancer Derived from Ectopic Pancreas and Differentiated into Adenocarcinoma with Enteroblastic Differentiation

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抄録

<p>患者は30歳代男性.胃前庭部大弯に20mmの頂部に陥凹をともなう粘膜下腫瘍を認めた.生検で腫瘍細胞は検出されず,超音波内視鏡下組織吸引穿刺術(EUS-FNA)を施行し腺癌と診断した.転移は認めず,胃切除術にて病理学的治癒がえられ,さらに異所性膵から発生した胃癌と考えた.術後15カ月で肝転移を認め,肝部分切除の結果,胎児消化管上皮類似癌であった.肝切除後18カ月時点で再発なく経過している.</p>

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