書誌事項
- タイトル別名
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- Might Teens with Perianal Fistula Suffer from Crohn's Disease?
抄録
<p>「目的」10代の痔瘻患者におけるクローン病(CD)の可能性について検証する.「対象・方法」当院で経験した10代の痔瘻患者67例のうちで大腸内視鏡検査(TCS)を42例に施行した.そのうちCDと診断した33例を後ろ向きに検討した.「結果」42例のうちCDの確診が24例(58%),CDの疑診が9例(21%),併せて33例(79%)がCDであった.初診時に痔瘻の形態あるいは経過からクローン病を疑った症例は18例(55%)で,15例(45%)は通常の痔瘻であった.14例(42%)は消化器症状がなかった.腸管の所見で縦走潰瘍は2例,敷石状所見は3例で,多くは潰瘍やアフタの多発であった.「結論」10代の痔瘻患者はクローン病の可能性が高く,痔瘻の形態,消化器症状の有無にかかわらず積極的にTCSをする必要がある.</p>
収録刊行物
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- 日本大腸肛門病学会雑誌
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日本大腸肛門病学会雑誌 75 (3), 124-128, 2022
日本大腸肛門病学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572664478463360
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- NII論文ID
- 130008163792
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- ISSN
- 18829619
- 00471801
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可