看護学生の看護計画立案における情報収集段階の言語的コミュニケーション技法の使用状況

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Usages of Verbal Communication Skills at the Data Gathering Stage in Nursing Care Planning for Nursing Students
  • -Analysis of the Conversation Contents with Simulated Patient-
  • -模擬患者との会話内容の分析-

抄録

<p>〔目的〕看護学生の看護計画立案における情報収集段階の言語的コミュニケーション技法の使用状況を明らかにすることを目的する。</p><p>〔方法〕看護系大学4年生の女子の看護学生5名を対象とし、模擬患者とのロールプレイの会話内容を録音し、逐語録から各技法の使用状況を分析した。</p><p>〔結果〕使用された技法全体において関係形成技法の使用は27.3~55.4%、情報収集技法は44.6~72.7%であった。治療的な技法の使用は【受容】や【探索】など限定的であった。非治療的な技法の使用は、話題や学生ごとに特徴的であった。</p><p>〔考察〕情報収集技法が比較的多かったが、情報収集段階であったことにより、模擬患者を理解しようとする学生の関心が窺えた。非治療的な技法が使用されている背景には、学生は自らの気持ちや思考を示すことや情報を整理する思考、会話の意図の明瞭化が不得手であると推測する。事前に情報収集の意図を確認する機会が重要である。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390574047036407808
  • DOI
    10.51035/jane.32.1-2_79
  • ISSN
    24366595
    09167536
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ