時系列の満足度評価からみた総合満足度に影響を与える要因の把握

書誌事項

タイトル別名
  • Understanding the factors that affect overall satisfaction from the user satisfaction of a chronological evaluation
  • ─For smartphone applications
  • ―スマートフォンアプリケーションを対象として

説明

<p> 本研究では任意のスマートフォンアプリを対象とし,回顧的に評価されるある一連のエピソード区間における時系列の満足度評価が総合満足度に与える影響を検討した。特に,行動経済学の分野で提唱されユーザ経験の検討においても利用されているピーク・エンドの法則が成り立つのか,またどういった要因が総合満足度に影響をあたえるのかを調査した。そのために回顧的なアンケート調査によって,満足・不満足に至った際のエピソードの各できごとにおける満足度を7段階で評価し,この評価結果に基づいて算出される様々な指標によって総合満足度を説明するための重回帰モデルを検討した。ピーク・エンドの法則に沿って作成した重回帰モデルをStep1,その他の指標を含めたモデルをStep2とした階層的重回帰分析を実施した。その結果,一連のエピソード中で最も満足度が低い点(ピーク値(最悪))とエピソード終了時の満足度(エンド値)によって,総合満足度を説明できる可能性が示された。</p>

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 69 (1), 1_1-1_6, 2022-07-31

    一般社団法人 日本デザイン学会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390574411905352576
  • DOI
    10.11247/jssdj.69.1_1
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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