加齢が骨格筋再生に与える影響

  • 西田 亮一
    高の原中央病院 リハビリテーション科 畿央大学大学院 健康科学研究科
  • 後藤 淳
    大阪市立大学大学院 医学研究科 器官構築形態学 畿央大学大学院 健康科学研究科
  • 嘉摩尻 伸
    岸和田リハビリテーション病院 リハビリテーション科
  • 藤田 匠
    矢木脳神経外科病院 リハビリテーション科
  • 寺山 奨悟
    萌木の村 リハビリテーション室 畿央大学大学院 健康科学研究科
  • 白波瀬 未萌
    香芝旭ヶ丘病院 リハビリテーション部 畿央大学大学院 健康科学研究科
  • 岡田 圭祐
    香芝生喜病院 リハビリテーション科 畿央大学大学院 健康科学研究科
  • 今北 英高
    畿央大学大学院 健康科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of Aging on Skeletal Muscle Regeneration in Rats
  • ─ラットでの研究結果から─

抄録

<p>〔目的〕ラットの筋再生に対する加齢の影響を調べること.〔対象と方法〕Wistar系雄性ラットを週齢の違いにより,10週齢群,24週齢群,95週齢群の3群に分類し,各群でカルディオトキシンをヒラメ筋に投与し,筋損傷モデルを作製した.カルディオトキシン投与後1日,2日,4日,7日,14日,28日にヒラメ筋の生理学的分析および組織学的分析を行い,検討した.〔結果〕損傷骨格筋断面積は全群ともに経時的に増大したが,若齢であるほど早期に観察された.筋衛星細胞陽性細胞を示す転写因子であるPax7は,カルディオトキシン投与後4日目において10週齢群および24週齢群はピークを迎えたが,95週齢群は遅延した.〔結語〕本研究において,加齢により骨格筋肥大と筋衛星細胞発現数は低下することが示唆された.</p>

収録刊行物

参考文献 (11)*注記

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