1 MHzと3 MHzの連続モード超音波が健常者の僧帽筋上部線維の弾性率に及ぼす影響

  • 中村 雅俊
    新潟医療福祉大学運動機能医科学研究所 新潟医療福祉大学大学院医学福祉学研究科保健学専攻理学療法学分野
  • 楊 玲
    新潟医療福祉大学運動機能医科学研究所
  • 清野 涼介
    新潟医療福祉大学運動機能医科学研究所 新潟医療福祉大学大学院医学福祉学研究科保健学専攻理学療法学分野
  • 佐藤 成
    新潟医療福祉大学運動機能医科学研究所 新潟医療福祉大学大学院医学福祉学研究科保健学専攻理学療法学分野
  • 森下 勝行
    城西国際大学 福祉総合学部 理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • The time course of the effects of therapeutic ultrasound in different frequencies on the shear elastic modulus of the upper trapezius muscle
  • 1 MHzと3 MHzの連続モード超音波が健常者の僧帽筋上部線維の弾性率に及ぼす影響 : エラストグラフィー機能を用いた検討
  • 1   MHz ト 3   MHz ノ レンゾク モード チョウオンパ ガ ケンジョウシャ ノ ソウボウキン ジョウブ センイ ノ ダンセイリツ ニ オヨボス エイキョウ : エラストグラフィー キノウ オ モチイタ ケントウ
  • ─エラストグラフィー機能を用いた検討─

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抄録

<p>本研究の目的は,異なる周波数を用いた超音波療法が僧帽筋上部線維の筋弾性率に及ぼす効果を経時的に検討し,僧帽筋上部上部線維の筋弾性率を減少させるために必要な超音波療法時間を明らかにすることである.健常成人男性20名を対象に,1 MHzおよび3 MHzの周波数を用いた超音波療法を10分間,僧帽筋上部線維を対象に実施した.僧帽筋上部線維の筋弾性率は超音波画像診断装置に搭載されているせん断波エラストグラフィー機能を用いて,超音波照射直前および照射後2分毎に測定をした.本研究の結果,筋弾性率は超音波照射前と比較して超音波照射4分後には有意に低値を示したが,そのほかには有意な差は認められなかった.また,異なる周波数間においても有意な変化は認められなかった.1 MHzと3 MHzの周波数を用いてもその効果に違いはなく,4分以上の超音波療法により僧帽筋上部線維の弾性率を減少させることが明らかとなった.</p>

収録刊行物

  • 物理療法科学

    物理療法科学 28 (1), 01-05, 2021

    一般社団法人 日本物理療法学会

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