水分特性曲線の推定における間隙の空気侵入値モデルの影響

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タイトル別名
  • Effect of Pore Air Entry Value Models on Estimation of Soil-Water Characteristic Curves

抄録

<p>水分特性曲線(SWCC)は土のサクション―含水量関係を示し,不飽和土の強度特性に関わる重要な指標である.土の保水メカニズムからSWCCを構築する理論的モデルは,粒度分布等から簡便にSWCCを推測できるとして近年盛んに開発されている.理論的モデルの内,特に土粒子構造に規則充填を仮定する規則充填モデルは構造が簡潔で計算が容易である.規則充填モデルでは,間隙の空気侵入値(PAEV)という飽和した間隙に空気が侵入するサクションの値を定式化し,SWCCを構築する.しかし従来開発されてきた規則充填モデルには,それぞれ異なるPAEVモデルが用いられており,各PAEVモデルがSWCCにどう影響するかは未だ明らかではない.よって本研究では,規則充填モデルに4つのPAEVモデルを導入し,SWCC推定結果を比較した.その結果,PAEVモデルは全体の空気侵入値に加え,SWCCの傾きにも影響を及ぼすことが分かった.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390575263319806464
  • DOI
    10.11345/japannctam.66.0_93
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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