血液透析患者におけるSARS-CoV-2 ワクチン接種後の中和抗体価の低下と3 回目追加接種によるブースター効果

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タイトル別名
  • Decrease in neutralizing antibody titers after SARS-CoV-2 vaccination in hemodialysis patients and the booster effect of a third vaccination
  • ケツエキ トウセキ カンジャ ニ オケル SARS-CoV-2 ワクチン セッシュ ゴ ノ チュウワ コウタイカ ノ テイカ ト 3カイメ ツイカ セッシュ ニ ヨル ブースター コウカ

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抄録

<p>新型コロナウイルスの不顕性感染者を除く,血液透析患者105 例を対象にSARS-CoV-2 ワクチン(BNT162b2)2 回目接種6 か月後と3 回目接種1 か月後の抗SP-IgG 抗体を測定し,3 回目接種によるブースター効果を検討した. 2 回目接種6 か月後の抗SP-IgG 抗体価は499.2±619.4 AU/mL で,2 回目接種1 か月後と比べておよそ10 分の1 に低下し,7 例が陰転化(50 AU/mL 未満)していた.陰転化例を含めて3 回目接種1 か月後の抗SP-IgG 抗体価は42,800.9±58,666.2 AU/mL に85.7 倍増加しており,3 回目接種によるブースター効果が確認された.しかし,原因は定かでないが2 例の無反応例が存在した.</p>

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