ウポポイにおける来場者から職員へのマイクロアグレッションの事例 : アヌココロ ウアイヌコロ ミンタラ(国立民族共生公園)の場合

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書誌事項

タイトル別名
  • A Case Study of Microaggression from Visitors to Staff in Upopoy : In the case of the National Ainu Park
  • ウポポイ ニ オケル ライジョウシャ カラ ショクイン エ ノ マイクロアグレッション ノ ジレイ : アヌココロ ウアイヌコロ ミンタラ(コクリツ ミンゾク キョウセイ コウエン)ノ バアイ

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説明

悪意の有無に関わらず、受け取った人が不快に感じたり傷ついたりする言動がある。マイクロアグレッションとよばれるこのような言動は、明確な悪意をもって発される差別的言動と比べて、悪意が無い・見えづらい分対応が難しいが、その影響は小さく捉えられている現状がある。本論では、ウポポイで日々起こっている、来場者から職員へのマイクロアグレッションを事例としてあげ、その問題点を考える。この論考が、現在のウポポイの状況を多くの人に知ってもらい、他者を尊重することについて考えてもらうきっかけになることを願う。1節では、ウポポイでどういう環境の中、マイクロアグレッションが起こっているのか想像しやすいように、ウポポイという施設について説明していく。2節では筆者の民族的アイデンティティについて述べる。3節では本論のキーワードとなるマイクロアグレッションの定義を述べる。4節ではウポポイでの来場者から職員へのマイクロアグレッションの事例をあげ、その問題性を指摘していく。5節では、マイクロアグレッションを防ぐためにできることについて筆者の考えを述べ、まとめとする。

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