石巻南浜津波復興祈念公園における来訪者像の抽出とその利用実態に関する調査分析

  • 結城 拓海
    早稲田大学大学院創造理工学研究科建設工学専攻
  • 佐々木 葉
    早稲田大学 創造理工学部社会環境工学科

書誌事項

タイトル別名
  • VISITOR USAGE OF ISHINOMAKI MINAMIHAMA TSUNAMI MEMORIAL PARK AND PERSONA ANALYSIS BASED ON PERCEPTIONS

抄録

<p> 本研究では,東日本大震災に関連して整備された国営追悼・祈念施設を含む震災復興祈念公園の一つである石巻南浜津波復興祈念公園を対象として開園後約半年の時点での来訪者に対するアンケート調査を実施した.これによって来訪者の属性,状況,利用行動,印象の観点から利用実態を明らかにした.さらに,来訪者の認識に基づいた来訪者像の分類を行った結果「日常利用追悼」,「象徴的追悼伝承」,「防災学習特化」,「場所記憶追憶」,「レクリエーション重視」,「不定形想起」と解釈した6類型が抽出された.これらは外部から観察可能な単独の指標によって説明されうるものではなく,来訪目的や園内での行為との関係を反映したものであることを具体的に説明した.</p>

収録刊行物

参考文献 (17)*注記

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