C-A-S-Hとゼオライトの混相中におけるC-A-S-H生成領域の評価

  • 神村 幸弥
    新潟大学 大学院自然科学研究科環境科学専攻(〒950-2181 新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)
  • 斎藤 豪
    新潟大学 工学部社会基盤工学プログラム(〒950-2181 新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)
  • 鈴木 一帆
    新潟大学 大学院自然科学研究科環境科学専攻(〒950-2181 新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)
  • 佐伯 竜彦
    新潟大学 工学部社会基盤工学プログラム(〒950-2181 新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)

書誌事項

タイトル別名
  • CHARACTERIZATION OF C-A-S-H GEL FORMED IN C-A-S-H/N-A-S-H GEL BLENDS

抄録

<p>本研究では、アルミノケイ酸カルシウム水和物(C-A-S-H)とゼオライトの混合物中における境界条件の解明を目的とし、異なるSi/Al比とCa/Si比で生成した水和物に対してX線回折(XRD)測定、フーリエ変換赤外分光光度(FT-IR)測定、固体核磁気共鳴(固体NMR)測定を行った。その結果、系内のAl量が多い場合、Si/Al組成比の大きいゼオライトがCa添加後も生成し、反応初期にC-A-S-Hを生成し、反応日数を経るごとにゼオライトの生成量が増加することが確認できた。一方系内のAl量が少ない場合は、Ca/Si比0.1のように系内のCa量が少ない場合でもC-A-S-Hが主要相となる事が確認できた。さらに、FT-IRの結果からC-A-S-Hの生成挙動や、Ca/Si比とC-A-S-HのAl置換率の関係性について解明できる可能性が示された。</p>

収録刊行物

参考文献 (18)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ