フィジカルアセスメント講座を受けた訪問看護師の技術習得レベルの分析~SCATを用いて~

DOI
  • 伊藤 達也
    富山大学大学院 医学薬学教育部 看護学専攻(修士課程)成人看護学講座
  • 北 啓一朗
    富山大学附属病院 総合診療科
  • 梅村 俊彰
    富山大学大学院 医学薬学研究部 成人看護学
  • 山城 清二
    富山大学附属病院 総合診療科

書誌事項

タイトル別名
  • SCAT analysis of the skill acquisition level of visiting nurses attending the physical assessment course

抄録

地域包括ケアシステムにおいて訪問看護師はキーパーソンであり,医師と連携の下,身体的状態を的確に観察,アセスメントする必要がある。そこで,フィジカルアセスメント講座を受講した訪問看護師の技術習得レベルを明らかにすることを目的とした。対象は,フィジカルアセスメント講座を受講したA訪問看護ステーションの訪問看護師で,半構造化面接法を用いてインタビューを行い,SCAT法を用いて分析を行った。研究参加者は6名で,訪問看護師歴は2~20年であった。SCATによる分析の結果,ストーリーラインと理論記述が得られた。技術習得レベルを,ベナーの看護実践の習熟度レベルを参考に段階分けしたところ,新人レベル~中堅レベルにあると推察された。また,訪問看護ステーションがフィジカルアセスメント講座を受講したことで,訪問看護師の技術習得レベルが向上し,事業所単位で実践コミュニティとなることが示唆された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390577078292951040
  • DOI
    10.57561/tmjutmed.33.1_31
  • ISSN
    27586014
    21892466
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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