建物ポリゴン情報の導入によるワイブル分布を用いた台風の建物被害確率モデルの精度改善

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タイトル別名
  • ACCURACY IMPROVEMENT OF TYPHOON BUILDING DAMAGE PROBABILITY MODELS USING WEIBULL DISTRIBUTION BY BUILDING SHAPE POLYGON

抄録

最弱リンクモデルを適用した建物被害確率モデルの精度を向上させるため、建物ポリゴンを導入した。建物の密集度の指標として、評価メッシュ面積に対する建物面積の割合である建物面積比(ε)を使用した。また,被害建物ポリゴンを用いて,各メッシュの被害有無の判定を行った.2018年台風21号(T1821)における建物被害について検討した結果、説明変数としてεと最大風速の2乗を用いた被害確率モデルによる推定値は、実際の値とよく一致することがわかった。そして、構築したモデルによる推定値と実際の被害メッシュ分布とを比較すると、概ね対応することが示された。また、T1821の情報を基に構築したモデルを2019年の台風Faxaiの被害に適応して被害確率を推定し、被害の有無と比較したところ、今回提案したモデルが他の台風にも適用可能であることが示唆された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390577154752801152
  • DOI
    10.14887/windengresearch.27.0_109
  • ISSN
    24355429
    24354384
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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