特別支援学級在籍児童に対するGoogle formsを用いた言語指導―正誤のフィードバックが選択課題に及ぼす効果―

書誌事項

タイトル別名
  • Teaching Language using Google forms for Students Enrolled in Special Needs Classes —The effect of correct and incorrect feedback on word selects tasks—

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説明

小学校の特別支援学級における言語指導に関して、Google formsを用いた際の効果検証を目的とした。行動間多重ベースラインデザインを用いた。Google formsのテスト機能を用いて見本合わせ型課題を作成・実施した。正誤や得点のフィードバックをベースライン期には実施せず、介入期には実施した。フェイズ1では単語を見本刺激とし、その意味を表す文を比較刺激とした選択課題を実施した。フェイズ2ではフェイズ1と同じ単語を見本刺激とし、反対の意味を表す単語を比較刺激とした選択課題を実施した。テス卜フェイズはフェイズ1・2それぞれの後に設定されフェイズ2の比較刺激を見本刺激とし、同じ意味を表す文を比較刺激とした選択課題を実施した。結果、円滑な言語獲得がなされた。ただし、フェイズ2で「反対」の意味の単語を問うた後、テストフェイズの正反応率が一時低下することがあり、排他律による学習が成立している可能性が示唆された。

収録刊行物

  • 学校教育学会誌

    学校教育学会誌 25 21-30, 2022-09

    北海道教育大学函館校学校教育学会

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