書誌事項
- タイトル別名
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- Gender in Cultural Anthropology : A Case Study of India
- ブンカ ジンルイガク カラ ミル ジェンダー : インド ノ ジレイ カラ カンガエル
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抄録
文化人類学におけるジェンダー研究は、植民地時代からの西洋と非西洋(東洋)の接触のもと、西洋社会では自明のものとされてきた男女の役割や規範、ジェンダー関係あり方が、世界の様々な地域社会で異なるという「発見」に端を発している。西洋の人々と異なる「東洋」のジェンダーのあり方は、サイードが「オリエンタリズム批判」を展開するなかで指摘するように、西洋の人々の目には「野蛮」、「奇異」、「エキゾチック」、「エロティック」なものとして映し出され、東洋に対する偏った思考を生み出していった。本稿では、文化相対主義の立場を取る文化人類学という学問が、こうした偏見にどのように向き合ってきたのかを論じる。また、インドの事例から、ジェンダーをめぐる諸課題とそれへの取り組みについて「オリエンタリズム批判」に立脚しながら考察する。
収録刊行物
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- 青山学院大学ジェンダー研究センター年報
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青山学院大学ジェンダー研究センター年報 2 8-20, 2023-03-20
青山学院大学附置スクーンメーカー記念ジェンダー研究センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390577232661197696
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- NII書誌ID
- AA12951537
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- DOI
- 10.34321/22729
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可