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- 大山 治彦
- 四国学院大学社会福祉学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Toward a Family Sociology Based on a SOGI-Sensitive Perspective
抄録
<p>本論の目的は,LGBTQ+の存在が可視化されるとともに,家族社会学などの家族研究が,どのように変化するのかを論ずることである.結論は,(1)今後,家族研究において,SOGIに敏感な視点が必要不可欠となり,SOGIの主流化が求められること,(2)これらは,家族を研究する者すべてにかかわる大変革であることである.SOGIに敏感な視点は,ヘテロセクシズムやシスジェンダー主義を克服する視点である.それらの克服には,ジェンダー学における女性学と男性学のとりくみと経験が参考となる.LGBTQ+の中心化によって,家族研究において自明とされていた概念や用語,調査デザインなどの見直しが必須であることが明らかになった.また,研究者には,その無意識のヘテロセクシズムやシスジェンダー主義について,自己省察が求められることも強調した.</p>
収録刊行物
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- 家族社会学研究
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家族社会学研究 35 (1), 49-61, 2023-04-30
日本家族社会学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390577763022516864
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- ISSN
- 18839290
- 0916328X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可