ソーシャルワーカーの専門的態度の養成への先駆的な試み : 『ロンドンの貧困者訪問員のためのハンディブック』(1874)における「訪問員への一般的提案」から

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タイトル別名
  • Pioneering attempt at the training of professional attitude of social workers : from "general suggestions to visitors" in "A handy-book for visitors of the poor in London" (1874)
  • ソーシャル ワーカー ノ センモンテキ タイド ノ ヨウセイ エノ センクテキナ ココロミ : ロンドン ノ ヒンコンシャ ホウモンイン ノ タメ ノ ハンディブック 1874 ニオケル ホウモンイン エノ イッパンテキ テイアン カラ
  • ソーシャルワーカーの専門的態度の養成への先駆的な試み : ロンドンの貧困者訪問員のためのハンディブック1874における訪問員への一般的提案から

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抄録

ソーシャルワーカーの専門的態度の重要性は指摘され続けている。ソーシャルワークの源流として慈善組織協会とセツルメント運動が挙げられるが,セツルメント運動は貧困者との人格的接触を重視して社会改良を目指したと評される一方,慈善組織協会は貧困者への道徳的教化を目的としていたと言及され,いずれにしても専門職的態度は要求されていなかったように整理されている。しかし慈善組織協会が訪問員向けに発行した『ロンドンの貧困者訪問員のためのハンディブック』(1874)では,訪問員に対して,相手を尊重することとそれを言葉や態度で示すことが奨励され,自己決定の尊重,傾聴,秘密保持,訪問員の感情を統制した対応といった現在のソーシャルワークの面接技法に通じる態度も推奨されていたことが明らかになった。

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