腹腔鏡下腎摘除におけるポート位置

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タイトル別名
  • Laparoscopic nephrectomy (trans-abdominal and retroperitoneal)

抄録

<p> 通常のラパロ手術におけるポート位置は, 鉗子の「向き」が制限されることから, 各々のポートは「誰」が「どのように」使うのかを考えた上で決められる. 腎摘出では後腹膜, 経腹膜, 左右の4種類あるが, 基本的にはカメラポート, 術者の右手ポート, 左手ポート, 助手ポートの4ポートである. 最初のカメラポートは必ずopen laparotomyで設置され, 腎血管の処理のために通常は多くの人が利き手である「右手ポート」が12 mmとなり血管処理用のデバイスが使われる. 10 mmデバイスを使用する必要のない位置では5 mmポートとする. その上で, 万一開腹に移行する場合の皮膚切開線を想定し, その切開線に沿ってできるだけ横切開でポートの創を切開する. 標本取出しはポート創を繋げるなど考えず, カメラポート (横切開) を延長しできるだけmuscle splitで行う.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390578141473940864
  • DOI
    10.11302/jserjje.36.1_84
  • ISSN
    2436875X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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