腹腔鏡下腎摘除におけるポート位置
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- 賀本 敏行
- 宮崎大学医学部泌尿器科
書誌事項
- タイトル別名
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- Laparoscopic nephrectomy (trans-abdominal and retroperitoneal)
抄録
<p> 通常のラパロ手術におけるポート位置は, 鉗子の「向き」が制限されることから, 各々のポートは「誰」が「どのように」使うのかを考えた上で決められる. 腎摘出では後腹膜, 経腹膜, 左右の4種類あるが, 基本的にはカメラポート, 術者の右手ポート, 左手ポート, 助手ポートの4ポートである. 最初のカメラポートは必ずopen laparotomyで設置され, 腎血管の処理のために通常は多くの人が利き手である「右手ポート」が12 mmとなり血管処理用のデバイスが使われる. 10 mmデバイスを使用する必要のない位置では5 mmポートとする. その上で, 万一開腹に移行する場合の皮膚切開線を想定し, その切開線に沿ってできるだけ横切開でポートの創を切開する. 標本取出しはポート創を繋げるなど考えず, カメラポート (横切開) を延長しできるだけmuscle splitで行う.</p>
収録刊行物
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- Japanese Journal of Endourology and Robotics
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Japanese Journal of Endourology and Robotics 36 (1), 84-87, 2023
一般社団法人 日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390578141473940864
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- ISSN
- 2436875X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可