局所結合モデルを用いたツイストペアケーブル間クロストークの特性予測手法

書誌事項

タイトル別名
  • A Method for Predicting Crosstalk Characteristic between Twisted Pair Cables by Modeling of Their Local Couplings

説明

本論文では,ツイストペアケーブル間クロストークにおいて2対のツイストペアケーブルの撚りピッチの組み合わせに着目し,伝送線路上に局所的な結合が不等間隔に生じるとするクロストークモデルによる特性予測手法を提案する.このモデルを用いるとGHz以上の周波数帯において近端クロストークに大きなピークが生じることが示される.また,ピークが生じる周波数と撚りピッチの関係を明らかにし,シールドのないツイストペアケーブルを数Gbit/s級の高速シリアルデータ伝送に適用する上での,改善に対する方向性を明らかにする.そして,実際のツイストペアケーブルを用いて近端クロストーク特性を評価し,結果として,撚りピッチの組合せにより1~4 GHzにクロストークのピークが発生するが,ピーク発生周波数は,提案した手法により,6%以内の誤差で予測できることを示す.本手法によりGHz以上の周波数帯において近端クロストークのピーク周波数を高精度に予測することができ,より高信頼なシステム設計が可能となる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390578360713648768
  • DOI
    10.14923/transcomj.2022pep0010
  • ISSN
    18810209
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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