シルバーカーと歩行車の方向転換動作分析 ~補助車と体幹の動きの関係、上肢の動きに着目して~

DOI
  • 山中 梨央
    日本大学医学部附属板橋病院 リハビリテーション科
  • 石井 慎一郎
    国際医療福祉大学大学院 福祉支援工学分野 福祉支援工学領域
  • 櫻井 好美
    湘南医療福祉大学 理学療法学科
  • 山本 澄子
    国際医療福祉大学大学院 福祉支援工学分野 福祉支援工学領域

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of the directional change operation using a walker and a rollator ~ relationship between the walking aids and the movement of the trunk, with a focus on the movement of the upper limbs ~

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抄録

<p> シルバーカーと歩行車は混同されることも多いが、構造上の特性によって異なる操作能力が求められる。本研究では、シルバーカーと歩行車を使用した90°方向転換動作において、胸郭と骨盤の相対回旋角度、補助車と胸郭の相対回旋角度、補助車と骨盤の相対回旋角度、体幹屈曲角度、上肢角度を算出し比較した。シルバーカーは歩行車より、胸郭と骨盤の相対回旋角度、補助車と胸郭の相対回旋角度、補助車と骨盤の相対回旋角度、方向転換時間が有意に増大していた。シルバーカーは方向転換側の肘関節を屈曲させ、歩行車では方向転換反対側の肩関節を屈曲させていた。これらの特徴を踏まえて利用者に応じて処方や練習を行う必要があると考える。</p>

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