位相最適化による鉄道構造物の耐震設計プロセスの提案とその有効性

  • 月岡 桂吾
    鉄道総合技術研究所 鉄道地震工学研究センター
  • 坂井 公俊
    鉄道総合技術研究所 鉄道地震工学研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • PROPOSAL AND EFFECTIVENESS OF A PROCEDURE FOR INTRODUCING TOPOLOGY OPTIMIZATION INTO SEISMIC DESIGN OF RAILWAY STRUCTURES

抄録

<p> 鉄道構造物の耐震設計に位相最適化を導入するためのプロセスを提案した.提案手法ではまず,現在の一般的な耐震設計手法に基づいて構造物の設計を実施する.次に位相最適化によって構造物の構造形態の候補を複数作成し上述した設計結果と比較することで,コストや性能等の観点でパレート最適解の範囲を絞り込む.最後に絞り込まれた解の範囲の中から,予算,施工性および維持管理性等を踏まえて設計者が最適な構造形態を選定する.提案手法の有効性を確認するために,柱高さ6mのコンクリート橋脚を対象に手法を適用した.その結果,パレート最適解として複数の構造形態が得られることや,解の範囲から選定した構造形態は従来のものと比較して性能やコストの面で優位性を有している事等を確認した.</p>

収録刊行物

参考文献 (16)*注記

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