アクセプタンス&コミットメント・セラピーの職場での活用の可能性

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書誌事項

タイトル別名
  • Potential for acceptance and commitment therapy in the workplace

抄録

<p>アクセプタンス&コミットメント・セラピー(Acceptance & Commitment Therapy: ACT)は心理的柔軟性を高めるための心理社会的介入であり,不安や落ち込みを受容する「アクセプタンス」,思考を客観的に観察する「脱フュージョン」,価値に従って行動する「コミットメント」などの6つのコアプロセスで構成される.ACTは疾患の治療を目的とせず,特定のマニュアルに縛られない手法であり,行動変容に効果的なエビデンスがある.ACTは職場においても活用でき,従業員の心理的柔軟性を高め,生産性を向上させることが可能である.ただし,職場の文脈や組織の状態にも注意が必要であり,個人だけでなく組織やチームの影響も考慮する必要がある.ACTの活用により,組織やチームの生産性を向上させ,労働生産性の低下を解決する可能性がある.</p>

収録刊行物

  • 産業精神保健

    産業精神保健 31 (3), 127-131, 2023-09-20

    一般社団法人 日本産業精神保健学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390578990185836800
  • DOI
    10.57339/jjomh.31.3_127
  • ISSN
    27581101
    13402862
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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